チャンスは1回限り

以前から

ビジネスは片思いという話をしているかと

思いますが、改めて。

お客さんはいろんな人から

アプローチをされている、と。

そして楽しそうだなと思った方に

お客さんはテクテク歩いていきます。

結婚の場合は

「婚姻届」という紙で

好きな人を一時的に

繋ぎとめておくことは出来ますが

お客さんの場合はそれはありません。

たとえ特別会員に申し込んでもらったとしても

お客さんはどんどん浮気をします。

楽しそうな所に行きます。

だから１回１回のアプローチが

常に真剣勝負なんですね。

FB、DM、メルマガが

つまらなければ見向きもしてくれません。

お客さんが自分の

FBを読むというのは、

「デート中」ということです。

FBを読んでいる間、お客さんは

自分に完全にフォーカスしています。

そのデートがつまらなかったら

「もういいわ」で瞬時にさよならされます。

これは恐ろしいですよね。

本当のデートなら露骨にそんなことはなく

何回も挽回のチャンスがありますが、

商売のデートは一瞬で切られます（笑）

つまんない！と感じたら

すぐに他の人の記事を読まれたり

DMは捨てられたり

メルマガは解除されたりします。

だから「読み物として楽しい」というのは

最低限守っておく必要があります。

じゃあどうしたらいいのか？

そこで使えるのが追体験です。

過去に起こった出来事を

あたかも今、目の前で

起こっているかのように

時系列順に書くのが追体験です。

実況中継といってもいいでしょう。

お笑い芸人はこの方法をよく使います。

例）＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

この前、服を買いにいった時に

道歩いてたら、

通行人が私の方をやたらジロジロ見るんですよ。

最初は「気のせいかな」

と思ってたんですけど

どうもそうでもないらしくて

１０人すれ違ったら１０人とも

こっちを見てるんですよ。

しかもすれ違ったあとにクスクス

笑ってるんですよ。

「ええ、なんだろう？おっかしいなぁ」

と思って体じゅう見回しても

どっこも変なことはなく。

で、服屋さんついたら

ここでも店員さんがクスクスしだして。

（お客さん相手に失礼だろ）

とちょっと不機嫌になってたんですね。

でまぁいいかと目当ての服を買って

似合うかな～と鏡の前に立ったら！

顔中ラクガキだらけ！

おでこに肉ってあって

左のほっぺたにはなるとがあって

右のほっぺたにはうんちマークがあって

ええええ、誰こんなラクガキしたの！？

しかも今時うんちマークって！

小学生か！

思い出しました。

昨日、スタッフと飲んだ時に

じゃんけんで負けた方が

ラクガキされるというゲームをやったのを・・・。

めちゃくちゃ恥ずかしくて

一気にトイレに駆け込みました。

何度ゴシゴシ洗っても落ちなくて

そういえば油性だった！

ハンドソープつけて洗ったらやっと落ちました。

許すまじ◯◯、今月のシフト覚悟しておけ！

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みたいな感じです。

これをつまらなく書くとこうです。

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昨日服を買いに街に行きました。

道ゆく人がみんなこっちを見ました。

不思議に思いつつもお店に到着。

目当ての服を手にとって鏡を見たら

なんとラクガキだらけ。

昨日じゃんけんで負けた方が

ラクガキされるというゲームをやったからでした。

恥ずかしくてトイレにいって

ハンドソープで洗ったら落ちました。

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両方とも同じ事実を伝えていますが

後者は全然面白くないですよね。

淡々と事実を述べられている、

そんな感じですよね。

淡々と歴史の授業をされている（笑）

そんな感じですよね。

また前者の方が長いけどスラスラ読めますよね。

後者は短いけど退屈で読んだ後何も感じないと思います。

面白ければ長くても読まれるというのはこういうことです。

何が起こっているのかを擬音を交えたりしながら

具体的に話したり、自分がどう思ったのか、感じたのかを

その都度入れていくとものすごく文章に深みが出て

面白くエキサイティングになります。

これは慣れなので

やればやるほど上達していきます。

伝えたいことを頭の中で想像しながら

時系列順に具体的に、そしてその時

自分はどう思ったのか？　周りの反応は？

これを書くと「読み物」として面白くなり

多くの人が読んでくれたり

コメントをくれたりします。

こうして自分が発信するメッセージが

面白かったり楽しかったりすると

自分のメッセージを

楽しみにしてくれるファンが出来ます。

その結果、何かを告知したときや

DMで見てくれる率というのは格段に変わり

結果として反応率が劇的にアップします。

人は楽しませてくれる人をチェックします。

・感動した

・笑えた

・泣けた

そういうものが人は大好きです。

テレビの構成もほとんどがコレです。

テレビもつまらなかったらチャンネルを

すぐに変えられます。

ドラマだからといって

必ずしも見てくれるとは限りません。

つまらなければ翌週見てくれません。

チャンスは常に１回限り。

手を抜かず楽しませましょう！