値上げの上限
お客さんが値上げをしても大丈夫なケースは
どんな状況でしょう。
次の中から考えてみてください。
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A.商品に満足していた場合
B.値上げ幅が許容範囲内の場合
C.ファンだった場合
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AもCもそのとおりなのですが、
しかし実はファンでなくても、「許容範囲」
でさえあれば、
お客さんはOKになるのです。
では、
その許容範囲とは?
それは、値上げ幅を20%以内に抑えることです。
つまり、5千円の商品なら6千円まで、
1万円なら1万2千円まで、
にする、ということです。
なぜかといいますと、
人は変化を嫌う生き物なのですが、
20%の「遊び(ふり幅)」があるからです。
その証拠にファッション業界では、
毎年新企画は20%に抑え、5年かけて
フルモデルチェンジしていく、
という法則があります。
この範囲なら「流行」と呼ばれますが、
この範囲を超えると、
「奇抜」と呼ばれて、敬遠されてしまうのです。
値上げも同じ理屈で、20%以内であれば
すんなり受け入れられる可能性が高いのです。
しかし、
できるだけ限界を狙って少しでも多くの利益を
上げたいと思うなら
私の臨床実験の結果、30%まではいけます。
おそらく、「少し高いなあ」と思っても別の会社
を探すほうが面倒だ、
と感じるギリギリのラインなのだと思います。
そして、敢えてこのギリギリの額にすることに
よって、会社も気合を入れなおすキッカケにも
なりますので、おススメしています。
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【答え:B】
どんなお客さんにも万能に使えます。
人間には変化を嫌う習性があります。ですので、
大きく変化されるとNGになる。
その逆に許容範囲であれば、
他のところを利用する変化よりも留まる変化を選ぶ、
というわけです。