ビジネスを通じてお客様の”心をあたためる”スゴ腕経営コンサルタントK.Sの非常識な稼ぎ方!

神奈川有数の税理士法人イチオシの経営コンサルタントK.Sが、おっとり系若手コンサルタントリーダーS.Jさんとともに、ケーキ屋を夢見るM.Tさんに対して経営ノウハウを伝授するブログ

お客様へ執着しない

売上が悪い時はなんでもできます。

必死になってがむらしゃになって。

でもファンがついてくると今度は厄介です。

ファンの声を聞いたり

付き合ったりしていくうちに

知らず知らずのうちにファンに媚びてしまいます。

こういう事言ったら嫌われるんじゃないかな、とか。

こういう事やったらダメかな、とか。

自分の人生なのに

いつの間にかファンのための人生になって

息苦しくなってしまいます。

これは「お客さんは自分のもの」と

知らず知らずのうちに思ってしまってるのが原因です。

人は自分が持っているものを手放すことを

ものすごく嫌がります。

例えば、客単価1万円の貸切が入って

「やったー!」と思って電話を切って

5分後に「やっぱりキャンセルでお願いします」

と言われるとものすごくガッカリしますよね。

プラスがゼロになっただけなのに

なんだかマイナスな気持ちになりますよね。

でも逆に、

客単価1万円で予約できますか?と電話があって

「できますよ」と答えて

「じゃあ検討します」で電話切って

その5分後に「やっぱりやめます」と言われても

そんなにダメージはないですよね。

現象としては同じなんですけど

一度手に入れたもの(この場合単価1万円の予約)を

手放すことにものすごく心理的抵抗があります。

「お客さんは自分のもの!」と思っていると

お客さんから嫌われたらどうしようとか

お客さんを手放す恐怖を感じてしまって

行動にブロックがかかるんですね。

こういうイベントやったら変じゃないだろうか、とか。

このチラシはうちのお店に合わないんじゃないか、とか。

お客さんを気にしすぎて何も進まないんです。

そもそもお客さんは誰のものでもありません。

「選択権は常に100%お客さんにある」んです。

もともと自分のものではない。

これからも自分のものではない。

そうしたら自分は何をすべきか?

が見えてきます。

わかりやすいのが夫婦関係です。

結婚したらなぜか自分のものと思ってしまいがちですよね。

結婚したからずっと一緒にいる、みたいな。

付き合うまでは餌をあげて

付き合って結婚したら餌をあげない。

それじゃあいかんのです。

いつだって相手に拒否権があるから

大事に付き合っていく。

これを忘れちゃいけません。

お客さんも同じです。

お客さんは一生自分のものにはなりません。

顧客リストを取っても

毎週通ってくれても自分のものにはなりません。

「このお客さんは俺のお客さん!」

「このお客さんは俺の常連さん!」

と思った時に隙ができます。

「このお客さんは一生俺のものにはならない。

 だから一生かけて大切に接するぞ」

くらいがちょうど良いですね。